
十全記念病院 4階西病棟 看護師伊藤 茜音(平成30年4月入職)
十全記念病院で看護師として働き始めてから2年が経ちました。私が勤務している病棟は、慢性期で長期に渡って入院されている患者さんが多い病棟です。
私が看護師として大切にしている事は、常に患者様の気持ちを考えて行動する事です。言葉を話せず意思疎通が出来ない患者様や自分で体の動かせない患者様とどのようにコミュニケーションをとればいいのか初めは戸惑いました。患者様とコミュニケーションをとるには、まず自分が患者様の立場であったらどう感じるだろうと考えます。「痛い」「痒い」「苦しい」などの不快を少しでも取り除けるよう患者様の表情や行動をよく観察するようにしています。日々患者様の様子をよく観察することで、意思疎通が難しい患者様とコミュニケーションをとることが出来ます。患者様に寄り添い、患者さんの訴えに応えられた時はやりがいや楽しさを感じています。
次に私が大切にしている事は、いつも笑顔で患者様と関わる事です。長期に渡って入院されている患者様の中には生きる事に絶望を感じてしまう方もいらっしゃいます。そのような患者様が少しでも明るく前向きに入院生活を送れるように、看護師が明るく笑顔で接することが大切だと考えています。新人の頃は業務と、患者様のことを覚えるのに精一杯で目の前の事しか見えていませんでしたが、同じ病棟の先輩方や同期達と情報共有をしたり、報告・連絡・相談をすることで、私一人では見えていなかった所に気付く事ができ、今では周りを見て行動することが出来るようになりました。
いつも患者様を尊重し信頼関係を築き、患者様に寄り添い、より良い看護が提供出来るよう努力していきたいです。