眼瞼下垂

眼瞼下垂症とは

物を見るときに、上まぶたが下垂していて黒目にかかることで上まぶたが開けづらくなる状態です。手術をするときには、眼瞼挙筋の機能を重視します。

▪先天性眼瞼下垂
生下時より認めます。ほとんどは、生まれつき眼瞼挙筋機能が不十分な場合です。
挙筋自体、もしくは挙筋を支配する神経に下垂の原因が考えられます。
たいてい、筋膜による吊り上げ術が適応となります。挙筋機能があると思われる場合は挙筋前転法を考慮します。
▪後天性眼瞼下垂
一般的に高齢者に多いです。目をよく擦ったり、長年コンタクトレンズを使用している場合に、挙筋腱膜が瞼板から外れて生じることが多いと考えられます。
挙筋前転法が適応となります。外傷・腫瘍などが原因となる場合もあります。

眼瞼下垂症の治療

眼瞼下垂症の手術は大きく分けると以下のようになります。

▪皮膚切除
上まぶたの皮膚が弛緩していることで眼瞼下垂となっている場合は、皮膚を調整することで改善します。
▪挙筋前転法
眼瞼挙筋の腱膜が瞼板からはずれている場合、その機能が十分発揮できなくなります。
そのような場合に有効な手術方法が挙筋前転法です。皮膚が弛緩している場合は上まぶたの皮膚切除と組み合わせて行います。
▪筋膜による吊り上げ
眼瞼挙筋の腱膜が瞼板からはずれている場合、その機能が十分発揮できなくなります。
上まぶたを挙上するのに関係している筋肉には、眼瞼挙筋の他に前頭筋があります。
眼瞼挙筋の機能がほとんどなく、上眼瞼を開けられない場合に前頭筋の力を用いる手術方法があります。前腕の腱や大腿の筋膜を前頭筋と上まぶたの間に移植して、前頭筋の力を利用して上まぶたを挙上する方法です。

※『名古屋市立大学病院アイセンターホームページから転載』

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