■生活習慣病は食生活、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣によって発症したり、進行したりする病気です。がん、心疾患、脳卒中の三大疾患の他、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症などが含まれています。また最近遺伝子の関わりも大きいことがわかってきました。
■生活習慣病は長い経過で少しづつ進行しますので、定期的に健康診断を受ける事によって病気の早期発見、早期治療が可能ですし、生活習慣を見直し、改善することで発症、進行を予防することが可能です。家系的にこれらの疾患を持つ人は日頃から良く注意して食生活などに充分な配慮が執拗です。
■これらの習慣病のうち、肥満、糖尿病、高血圧症、高脂血症の4つは心、血管系疾患を引き起こす「死の4重奏」と呼ばれています。
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| ■肥満を予防するには・・・ |
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肥満は生活習慣病を多く引き起こす原因となっています。肥満とは身体に過剰な脂肪が蓄積した状態をいいます。その判定は肥満度(BMI)で表し(右図参照)この値が25を越えた場合、肥満と判定されます。体脂肪1kgの中には約7200キロカロリーのエネルギーが貯えられています。これは通常日本人の男性が3日間食べなくても活動できるエネルギーと同じくらいです。
通勤時間などに1駅分歩いてみるとか、エレベーターやエスカレーターなどを使わずに歩いてみるなど1日30分程度の運動から始めて下さい。また筋肉を増やす事によって太りにくい体質を作ることもできます。 |
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| ■糖尿病を予防するには |
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| 糖尿病には1型と2型がありますが、このうちインスリンの分泌が少ないか、動きが悪いために引き起こされる2型糖尿病が95%以上を占めます。この2型糖尿病は生活習慣と密接な関係があり、遺伝的な要素に加えて運動不足、食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎ、肥満、ストレスなどが原因といわれています。最近、糖尿病の早期発見のため頚の動脈の厚ささをはかったり、全身の動脈硬化や血管障害の有無をみるための検査ができるようになりました。当院でも行う事ができます。糖尿病の予防には1日のカロリーを1200〜1800キロカロリーに、脂肪の摂取を20〜35グラムまでに抑えて運動をすることが大切です。しかし、カロリーは抑えても必要な栄養を摂る事は忘れてはなりません。 |
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| ■高血圧を予防するには・・・ |
高血圧症とは一般的に最高血圧が140以上、最低血圧が90以上のどちらか一方があてはまるものをいいます。これに当てはまる人は日本には2000万人以上いるとされています。高血圧での問題は動脈硬化を引き起こすことで血管が硬くなり、もろくなり、脳出血をおこしたり、血栓を作りやすくなって脳梗塞をおこすこともある事です。心臓でも同様な硬化が進行すれば心筋梗塞の危険が高まります。高血圧の予防には、塩分をひかえる、現在の1日平均13gを6〜8gにする、ホウレンソウ、インゲン豆、バナナなどに含まれるカリウムを多く摂る、乳製品、小魚等に多く含まれるカルシウムやマグネシウムを摂る、コレステロールを減らす、歩くなどの有酸素運動をする、禁煙等を実行する事が大切です
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| ■高脂血症を予防するには・・・ |
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| 高脂血症とは血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が正常値より常に高い状態を言います。放っておくと血管に余分なコレステロールが蓄積し、硬くなって血管を狭くしていきます。これを動脈硬化といい、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など様々な病気の原因になります。予防のためにはお酒やお菓子、油の摂りすぎに注意する、タバコの吸いすぎに注意する、魚を積極的に食べる、野菜、果物、食物繊維を多く摂る、適度な運動をする事などが大切です。 |
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| ■生活習慣病を予防するポイント |
1.1日3回のバランスのとれた食事を摂る。
2.塩分を控えめにしてカルシウムはたっぷり摂る。
3.肥満を予防し、適正な体重の維持に努める。
4.お酒の飲み過ぎに注意する。
5.睡眠を充分にとり、ストレスをためないようにする。
6.身体を良く動かして、エレベーター、エスカレーターなどを使わずによく歩く。
7.禁煙をする。
8.年に一回は健康診断を受け、自分の身体について良く知っておき、注意することがあれば医師の指示を守る。
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